
パパ・ママチョコ、そろそろあげてもいいのかな…
周りの子は、もう食べているみたい。
1歳半を過ぎると、色々なお菓子も楽しめるようになってきて、
これからの時期は、ハロウィンやバレンタインなど、チョコを楽しむイベントもあって、
ウキウキしてしまいますね。
チョコ好きな私もたのしみな季節ですーー!



でも、チョコって、子どもにあげるとなると、
ちょっと気になりませんか?
- 「甘いし、砂糖も多そう……」
- 「虫歯も心配」
- 「何歳から、どれくらいなら食べてもいいの?」
- 「一度あげたら、もっともっと!ってとまらない・・・・」
おいしいものだからこそ、楽しませてあげたい気持ちもあるし、
子どもの体のことを考えると、少し迷ってしまいますよね。
この記事では、チョコを食べ始める時期と、量の目安や、
おやつに迷ったときの考え方、
おすすめのチョコを、管理栄養士の目線でお伝えします。



おやつの考え方を知ると、
「大丈夫かな?」と心配せずに楽しめますよ。
- チョコの目安は、チョコ菓子が1歳半ごろ、板チョコが3歳ごろ。(チョコは週1回くらい)
- 「おやつ」って、実は栄養を補う4回目の食事のこと。
- 管理栄養士の私が選ぶ、チョコのお菓子3選(アンパンマンチョコ・しみチョココーン・コアラのマーチ)
- 出し方のコツ3つ(小皿で出す・干し芋やヨーグルトと一緒に・麦茶やお水と一緒に)
チョコは何歳から?目安は1歳半、板チョコは3歳ごろ


一般的に、育児サイトやクリニックの記事では、
チョコ菓子は1歳半ごろから、板チョコは3歳ごろから、という目安が紹介されています。
ただし、チョコを何歳から食べてよいかについて、国が定めた明確な基準はありません。
不二家・森永製菓・明治の公式情報も確認しましたが、
私が調べた範囲では、チョコを食べ始める年齢の目安は見当たりませんでした。
つまり、1歳半や3歳という年齢は、決められたルールではなく、
あくまでひとつの目安として考えるとよさそうです。
年齢と一緒に、私がもうひとつ見ているのが、チョコに含まれる「カフェイン」です。
森永製菓の公式Q&Aによると、
ミルクチョコレート25gに含まれるカフェインは、コーヒー1杯の約10分の1です。
また、カカオ分が高いチョコほど、カフェインが多くなる傾向があります。
チョコにもカフェインが含まれていることを知っておき、子どもが食べるときは量に気をつけたいですね。
「おやつ」は、実は4回目の食事


「おやつ」って、つい「甘いお菓子の時間」、わくわく楽しいイメージがありますよね。
でも実は、おやつは、



3回の食事では足りない、カロリーや栄養素を補える大切な食事の時間ともいえるんです。
特に、子どもに足りなくなりやすいのが、カルシウムと鉄です。
国の調査では、1〜6歳の子どもが1日にとっている量は、平均でカルシウム405mg、鉄4.1mg。
1歳のうちは目安に近くても、
成長とともに必要な量はぐんと増えていきます(3〜5歳ではカルシウム550〜600mg、鉄5.0mg)。
カルシウムは、ぐんぐん大きくなる骨や、歯をつくる材料。
鉄は、体のすみずみに酸素を運ぶ栄養素で、足りないと疲れやすくなります。
小さいころの鉄不足と、脳の発達(考える力や行動)との関係を示す研究もあるくらい、
大切な栄養素なんです。



今のうちから、
おやつに、栄養になるものを選ぶ習慣をつけておくと、
自分でおやつを選ぶようになったときの土台になってくれます。
だから、まず体のためになる、栄養になるおやつはなにかな?って考える。
そのうえで、楽しみのおやつ(エンタメ枠)を少しずつ、という考え方をおすすめします。
チョコはなめるとすぐ終わる!出し方のコツ3つ


チョコは、子どもたちに大人気。
現場でも「もっとほしー!」という声が、よく上がります(笑)。
だからこそ、出し方にちょっとした工夫をしています。
現場でやっている3つのコツを、紹介しますね。
コツ① 小皿に出して、食べる量を見えるように


袋から直接ではなく、小皿に食べる分だけ出します。
1歳半〜2歳ごろの子は、「あと2個でおしまいね」と言葉で言われても、まだピンとこないことが多いんです。
言葉で見通しを持つことは、3歳ごろからだんだんとできるようになってくると言われています。
なので、どんなおやつも目で見て、量がわかりやすいようにしています。
お皿の上がなくなったら「おしまい」。
それでも、もっと食べたくて泣いてしまうこともあります。



「おわったねー。おいしかったねー。また食べようねー」
まずは、もっと食べたかった気持ちや、おいしかった気持ちに寄り添って、
そのあとで、「絵本読もうか〜」「お手て洗いに行こうか〜」と、次の楽しいことに誘うようにしています。
泣いたり、ぐずったりしたときに、毎回お菓子を追加していると、
「もっと欲しいときは、ぐずったらもう一度もらえる」と覚えていくこともあります。
だからこそ、気持ちはしっかり受け止めながら、お菓子は追加しないことも、小さい頃から少しずつ伝えていけるとよいのかなと思います。



もちろん、たまにの大好きなおやつのときは、大目にみてもOK。
コツ② 干し芋やヨーグルトと一緒に
チョコは口の中で溶けるので、あっという間になくなってしまいますよね。
ほかのおやつと組み合わせるのもおすすめです。
「もっと食べたい!」と言われたときも、チョコを足すより、干し芋やヨーグルトを出すようにしています。
干し芋は、食物繊維がとれるのと、手で持って食べられるので、おすすめしています。
例えば、国産のさつまいもだけでつくられた「こどもと食べる ほしいも」。
手がベタベタせず、硬すぎないので、カミカミしやすいんです。
\食物繊維・カミカミできる/
こどもと食べる ほしいも(壮関・1袋50g):エネルギー147kcal
原材料:国産のさつまいものみ(保存料・添加物不使用)
チョコと一緒に出すなら、干し芋は1袋の半分くらい(約25g)で十分です。
ヨーグルトも、成長に必要な大切なたんぱく質と不足しがちなカルシウムがとれるので、おすすめしています。
例えば、1歳ごろからのヨーグルト「プチダノン」。
子どもたちは、みんな底まできれいに食べていて、
食べ終えたカップを、なかなか返してくれません(笑)。
なめらか口あたりがよく、おいしくって、不足しがちな栄養素がとれるところもうれしいです。
\カルシウム・ビタミンD配合/
プチダノン りんご(1個45g):エネルギー45kcal、たんぱく質2.3g、カルシウム106mg、ビタミンD0.8μg
原材料:生乳(国産)、乳製品、りんご果汁、糖類(砂糖、乳糖)、乳たんぱく、でんぷん/クエン酸カルシウム、香料、酸味料、増粘剤(グァーガム)、ピロリン酸第二鉄、ビタミンD
コツ③ 麦茶やお水と一緒に
チョコは、口の中で溶けて、すぐなくなってしまうおやつです。
麦茶やお水を一緒に出しておくと、おなかも満たされて、「もっと!」になりにくくなります。
それに、チョコは歯にくっつきやすいので、飲み物で口の中もさっぱりします。
食べたあとは、歯みがきもおねがいします。
もしチョコ菓子を出すなら?はじめての候補3つ
もしチョコ菓子を出すなら、私が選ぶときに見ているのは、次の3つです。
- 個包装になっていて、量が多すぎないか
- 手や口のまわりが、チョコまみれになりにくいか
- カルシウムなど、うれしい栄養も含まれているか
チョコまみれになると、拭くのも着替えも大変ですよね(笑)
この3つにあてはまる、人気のおやつの候補を紹介します。
1. アンパンマンチョコレート(不二家)
みんな大好き、おとなも助かってる「アンパンマン」
不二家さんの「アンパンマンチョコレート」
\はじめてのチョコに/
アンパンマンチョコレート 小袋(1粒あたり):エネルギー23kcal、カルシウム32mg(不二家の商品情報より)
原材料:砂糖、植物油脂、全粉乳、カカオマス、乳糖、ミルクカルシウム(乳成分を含む)、乳化剤(大豆由来)、香料、チャ抽出物
1粒ずつ個包装になっているので、食べる量を調節しやすいのがうれしいところ。
アンパンマンやなかまたちの絵柄があるので、「どれにする?」と子ども自身が選ぶ楽しさもあります。
1粒にカルシウムが32mg含まれているほか、緑茶ポリフェノール(チャ抽出物)も配合されています。
もし出すなら、量の目安は、1歳半で1粒、2歳で2粒、3歳で3粒くらいにしています。
2. しみチョココーン(ギンビス)
\手が汚れにくいチョコ/
しみチョココーン全粒粉 4連(1袋13gあたり):エネルギー74kcal、カルシウム20mg、食物繊維0.4g(ギンビスの商品情報より)
原材料:準チョコレート(植物油脂、砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアパウダー)、コーングリッツ、小麦全粒粉、砂糖、ココアパウダー、食塩/乳化剤、炭酸Ca、香料
コーンにチョコがしみこんでいるので、手や口のまわりがチョコまみれになりにくいのがいいところ。
4連タイプなら1袋13gずつ分かれていて、量も決めやすいです。
カルシウムや食物繊維が入っています。
3. コアラのマーチ(ロッテ)の個包装
私は、1歳後半から出しています。
\個包装で量が決めやすい/
コアラのマーチシェアパック(1袋12gあたり):エネルギー63kcal、カルシウム67mg(ロッテの商品情報より)
原材料:砂糖、小麦粉、植物油脂、カカオマス、でん粉、ショートニング、乳糖、全粉乳、液卵、ココアパウダー、ホエイパウダー、食塩、クリームパウダー、ココアバター/炭酸Ca、膨脹剤、トレハロース、乳化剤(大豆由来)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香料
チョコがビスケットの中に入っているので、手で持っても汚れません。
少しの量でも満足しやすく、食べすぎも防げます。
シェアパックは1袋12gずつ分かれていて、1袋にカルシウムが67mg入っています。
こちらも、1歳後半から出しています。
まとめ チョコは、ごはんが安定してから、少しずつ


- チョコの目安は、チョコ菓子が1歳半ごろ、板チョコが3歳ごろ。ただし、国の基準はない。
- おやつは、3回の食事では足りない、カロリーや栄養素を補える大切な食事の時間。
- 小皿で、水分と一緒に。もっと食べたいときは、干し芋やヨーグルトを
- もし出すなら、こども用のアンパンマンチョコから。
祖父母やお友だちから、お菓子をもらう場面で困ったときは、こちらの記事も参考にしてくださいね。
おやつの時間でできる、かじり取りの練習は、こちら。
アレルギーが心配なときは、小麦・卵・乳アレルギーの子も食べられる市販おやつ7選もどうぞ。
栄養のことは気になるけど、毎日品数をそろえる時間はない……。
そんな方には、1食で完結できる幼児食もあります。
\1歳半〜6歳の冷凍幼児食/
参考文献
① 不二家「アンパンマンチョコレート(小袋)34g」商品情報
② 森永製菓「チョコレートにカフェインは含まれていますか?」
③ 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」(2021年1月20日)
④ Tajima R, et al. Snacking in Japanese nursery school children aged 3–6 years. Public Health Nutrition 2021(全文)
⑤ 厚生労働科学研究「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」(令和4年3月)
⑥ ギンビス「しみチョココーン全粒粉 4連」商品情報
⑦ ロッテ「コアラのマーチシェアパック」商品情報
⑧ 厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査結果の概要」(表3 栄養素等摂取量)
⑨ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
⑩ Lozoff B, et al. Long-lasting neural and behavioral effects of iron deficiency in infancy. Nutrition Reviews 2006;64(5 Pt 2):S34-43
⑪ ダノンジャパン「プチダノン 製品ラインナップ」
⑫ 株式会社壮関「こどもと食べるほしいも」プレスリリース(2023年2月)
⑬ 厚生労働省「保育所保育指針」(平成29年告示)第2章 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容


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