
パパ・ママ「何度お願いしても、会うたびにお菓子をあげてしまう」
「角を立てたくなくて、強く言えない」
かわいくてたまらないので、
アイスやお菓子を渡してしまうおばあちゃん、おじいちゃん。
「控えてほしいと」と一度は伝えたはずなのに、
今回も食べてる。
そんなとき、「まずは感謝を伝えてから、やさしく話してみましょう」というアドバイスを見かけると、
それができたら、こんなに悩んでいないのに。
義理のお母さんが相手なら、なおさら。
関係を悪くしたくない。でも、子どもの健康が心配。
夫に話しても「たまにだから大丈夫」で終わってしまって、結局ひとりで抱えてしまう。
この組み合わせは、現場でも本当によく聞きます。



預かってもらえるから感謝してる。
これ以上なにかお願いするのは気が引けますよね。
お菓子の話は、量や回数だけの問題ではありません。
相手の「あげたい」という気持ちと、こちらの「守りたい」という気持ちのバランスが、難しいですよね。
でも、実は。管理栄養士として、保育や栄養の現場でたくさんの保護者さんの相談を受けてきましたが、
この悩みは、伝える順番と言葉の選び方を変えるだけで、ぐっと伝わりやすくなることが多いんです。
この記事では、私が話し方の先生に教わったお願いの仕方をもとに、
「角が立たないお願いのコツ3つ」をまとめました。
あわせて、お菓子の量とは別に、伝えておきたい安全のことも3つ紹介します。
- 角が立たないお願いのコツ3つ(メモで渡す・お願いは3つまで+理由・別れぎわに渡してすぐ去る)
- 幼児食時期だからこそ気をつけたいこと(はちみつ・窒息・アレルギー)
お菓子をあげすぎるときのお願いの仕方|感じの良いお願いのコツ3つ
ここからの3つは、私が話し方の先生に教わったお願いの仕方が土台になっています。
ゴールは、相手を言い負かすことではなく、
預ける相手も、親も、子どもも、誰ひとり傷つかない形で伝えることです。



「嘘も方便」ということわざがあります。
みんなが幸せになる嘘なら、
大人の付き合いの中では使えるようになるのも、
ひとつの知恵なんだと思います。
①メモで渡す|書き出しは「いつもお世話になっております」


言葉で伝えるのは、ハードルが高いですよね。
だから、お願いはメモに書いて渡します。
書き出しは、「いつもお世話になっております」。
まずは、いつもの感謝から伝えます。
もうひとつ、書くときに気をつけたいのが「〜してください」。
丁寧な言葉なのに、並べると、なんだか命令しているみたいに見えてしまうんですよね。



「おねがい」する形で書くと印象が柔らかく伝わります。
②お願いは3つまで|感じの良い伝え方
お願いは、3つまでに絞ります。
あれもこれもと並べると、相手は「全部ダメと言われた」と感じてしまうからです。
感じの良い言い方の3つの例をあげると。
- 「〜してほしいです」
- 「〜は控えています」
- 「〜するとよろこびます」
たとえば、こんな3つが考えられます。
- おやつは、ごはんの時間から2時間あけてほしいです。
- 甘い飲み物は、お茶か水だとよろこびます。
- チョコレートは控えています。
中身は、ご家庭の状況に合わせて変えてくださいね。
「〜は控えています。」は、本当に譲れないことだけにするのがコツです。
そして、してほしくないこと、止めてほしいことには、必ず理由を書きます。
たとえば、チョコレート菓子を止めてほしいなら、
「この間の定期検診で、もう少し磨きましょうと、お医者さんに言われて控えています」



ドクターストップと言われたら、
わざわざ出そうとは思わないですよね。
③別れぎわに渡して、すぐ去る
メモは、別れぎわに渡します。
最初に渡すと、メモのことを全部説明しないといけなくなるので、
「お願いごとが書いてあるので、よろしくお願いいたします(ニコッ)」と、
すぐ去ります。
幼児期だからこそ先に伝えたい3つ|はちみつ・窒息・アレルギー


幼児食には、安全に預かってもらうための注意ごととしては3つあります。
はちみつは1歳になるまで禁止
はちみつは、1歳になるまでは食べさせない。
はちみつそのものだけでなく、はちみつ入りのお菓子や飲み物にも注意が必要です。
1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると、乳児ボツリヌス症にかかることがあるためです。
厚生労働省が「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」と呼びかけています。
豆・ナッツ・あめは、窒息が心配な食べ物
豆やナッツ、あめは、窒息が心配な食べ物です。
消費者庁は、「豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください」と注意を呼びかけています。
日本小児科学会の資料でも、窒息の原因になりやすい「固い」食べ物として、
あめやピーナッツなどの豆類、ラムネが挙げられています。
お菓子の中には、これらが入っているものもあるので注意が必要です。



ごはんも同じで、ちょうどいい柔らかさや大きさを、
口で伝えるのは難しいですよね。
ごはんの時間をまたいで預ける日は、ごはんごと渡してしまうのも手です。
私がおすすめしたいのは、モグモという冷凍の幼児食です。
管理栄養士の目で見ても、1歳半からの子どもに合わせた味つけと大きさ。
ぺったんこのパウチになっているので、荷物にもならず、
温めるだけで、預ける相手にも「これをお願いします」と渡しやすいのがいいところです。
持っていくときは、保冷バッグと保冷剤があると安心です。
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アレルギーは、親と医師で決めたことを守ってもらう


アレルギーがあるときは、親と医師で決めたことを守ってもらいます。
まだ食べたことのない食べ物は、まず家で試してから、という考え方です。
心配なときは、食べられるお菓子を、こちらから渡しておくこと。
「このお菓子をお願いします」と一緒に預ければ、
「何ならあげていいの?」と迷わずにすみます。
一時保育の場合は、おやつの持ち込みができるか、先に施設に確認してみてくださいね。
アレルギーのあるお子さんが食べられる市販のおやつは、
小麦・卵・乳アレルギーの子も食べられる市販おやつ7選にまとめています。
まとめ|お願いは「皆で幸せ」になる形にすれば大丈夫
この記事のおさらい
お菓子のお願いは、伝え方の順番で、ずいぶん変わります。
- メモで渡す。書き出しは「日頃の感謝」
- お願いは3つまで。理由を添えて
- 別れぎわに渡して、すぐ去る
お菓子の量とは別に、はちみつ、窒息が心配な食べ物、アレルギーの3つは、先に伝えておくと安心です。
今日もがんばっているあなたへ
お菓子のことは、やっぱり気になりますよね。
その気持ちは、子どもを大切に思っているからこそです。



子育てはチーム戦。
一人ではすべてをこなすのは大変。
まわりは頼ってもらうのを待っていますよ。
きっと、少しの言い方の工夫で、感じが良く受けとってもらえて、
心置きなく預けられるようになるはずです。
毎日のごはんで疲れているときは、2歳が食べなくて疲れたときの考え方も、
よかったら読んでみてくださいね。
\疲れた日の味方/
- 日本小児科学会「食品による窒息 子どもを守るためにできること」(2025年8月改訂 Ver.3) https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250902_chissoku_Ver3.pdf
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」(2021年1月20日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
- 『幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド【確定版】』(令和4年3月) https://www.niph.go.jp/soshiki/07shougai/youjishokuguide/YoujiShokuGuideKakutei.pdf


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