
パパ・ママスプーンを渡しても投げる。
毎回手づかみで食べてる…どうしたらいいの?
練習させようとしても嫌がって泣く。
もうどうしたらいいかわからない
毎食毎食そんな姿を見ていると、疲れてしまいますよね。
私はこれまで、離乳食初期から幼児期まで
たくさんの子どもたちと
食事の時間を過ごしてきました。
スプーンも嫌がる子も
もちろんたくさんいました。
結論。
スプーンを嫌がるのにも、ちゃんと、子どもなりの理由があります。
今回の記事で、理由がわかって、
今日から1つでも試してみたいと思ってもらえたら嬉しいです。



今は手づかみ食べでも大丈夫!
今日からできる、スプーンと仲良くなる方法あります!
- 子どもがスプーンを嫌がる5つの理由
- 今日からできる対処法3つ
- 保育施設で実際にやっていた、スプーンを好きになる声かけ
手づかみ食べは、スプーンへの大切な土台


「まだ手づかみばかり…」と焦る前に、
1つ覚えておいてほしいことがあります。
栄養士や保育士は、
なによりも「手づかみ食べ」を
大切にしています。
手づかみ食べをしっかりすることが、
スプーン・フォーク、
その先のお箸まで上達する
一番の近道だからです。
「汚い」じゃなかった。手づかみ食べが子どもの発達に欠かせない理由
手づかみ食べのとき、こどもは
- 目で食べ物の場所を確認して
- 手を伸ばして、ちょうどいい力でつかんで
- 口までの距離を感覚で測って
- 口の中に入れて、噛んで飲み込む
これが全部つながってはじめて「自分で食べる」が成立しています。
この「目と手と口の連携」こそが、スプーンという道具を使う動作の土台。
でも、この、机の上の食べ物を口に入れる行動って、最初はうまくいかないもので、
何回も何回も、毎日毎日、洋服にごはんをつけて、ごはんの度に着替えて、
やっと上手になっていきます。



ほんっっとに、お片付けにお掃除に・・・
お疲れ様です涙
食べさせてもらうばかりだった時期から「自ら食べる」という力も一緒についてきます。
「自分で食べる」喜びや楽しさはごはんは楽しいという気持ちが育ってきます。
3歳まではフィンガーフードを食卓に並べ続けよう
メニューを考えるとき、いちばん意識していること、
それは、スプーンを使い始めた後も、
3歳になるまで意識してフィンガーフードをメニューに取り入れることです。
- 串刺し(肉や野菜を串に刺したもの。かじり取る練習にもなる)
- 枝豆(さやから押し出す動作が指先を育てる)
- とうもろこし(丸ごとかじりつく。あご・前歯をフル活用)
スプーンと手づかみ、両方使いながら発達していくのが自然な姿。



「スプーン」で頑張って食べさせようとしなくても大丈夫。
スプーンを嫌がる理由は5つある





「なんでうちの子は嫌がるの?」という疑問に、答えます。
理由を知ると、「そっか、そういうことか」と自然と少し気持ちが楽になっていきますよ。
理由①:素材の感触が苦手
ステンレスのスプーンは冷たくて、
口に当たる感覚が硬いので、それが不快で嫌がる子は、
実はかなり多いです。
なかには、生まれつき口の感覚が
敏感な子もいます。
シリコーンや木製に変えるだけで
すんなり使い始めた、ネット上にもたくさんありますし、
私の経験でも、 はじめはプラスチックなど 口当たりが優しいものから始めて、
慣れてからステンレスに移行できた というケースが多いです。
理由②:体の発達がまだ追いついていない
(画像説明:肘が落ちたままスプーンを持っている子どもと、肘がしっかり上がっている状態の比較イラスト)
1歳代の子どもは、脇が開きにくく、手首を返す動きもまだ難しい。
スプーンを口に運ぶには、肘を上げて手首を使う動作が必要ですが、これがまだできないんです。
体がまだ育っていないだけ。
練習不足でも意欲がないわけでもないんです。
理由③:うまくできなくてイライラ→嫌いになる
すくえない→こぼれる→またすくえない→苦手・避けたい
この負のループを何度も経験すると、「スプーン=嫌なもの」という記憶が積み重なります。
理由④:手づかみの方が合理的に食べられる
手で食べた方が速くたくさん食べられる。
子どもなりに「こっちの方が効率いい」と判断しているだけです。



悪いことじゃないんです。むしろ賢い(笑)。
理由⑤:食べることへの興味がまだ育っていない
スプーンを嫌がる理由が、
実は「食べること自体への興味」が まだ薄いだけ、というケースがあります。
大人に介助してもらうと楽に食べられるので、
わざわざ自分でスプーンを使う 必要を感じていないのです。
「食べさせてもらう方が楽」は 子どもにとっては自然な感覚なんですよね。



大人も子どもも、
気持ちが乗らないときはやりたくないのは一緒(笑)
今日からできる対処法3つ)
保育施設でも実践している、
家で簡単にできる
スプーン操作を育てる関わりを
3つご紹介します。
対処法①:遊びで体を育てる


食事中に「スプーン使って!」と繰り返すより、遊びの中で自然に体を育てる方が近道です。
肘を上げる力を育てる遊び
★あたまかたひざぽん(頭に手を置く動作で肘が上がる!テンポを速くするほど本気になる)
★ぎっこんばったん(向かい合って腕を大きく使う)
★ なべなべそこぬけ(腕を大きく回す)
手首をやわらかくする遊び
★グーチョキパーでなにつくろう(指と手首のコントロール)
★とんとんとんとんひげじいさん (手首を返す動き)
スプーン動作の直接練習になる遊び
★砂場で砂をスプーンですくう
★容器から容器への移し替え遊び
★小麦粉粘土(指先と手首を同時に使う)



「いただきます」の前に
手遊び歌をよくしています。
楽しいし、手首の準備運動にもなります。
対処法②:スプーンの素材と形を見直す


ステンレスが嫌いな子なら、シリコーンか木製に変えるだけで解決することが多いです。
- 素材:シリコーンか木製、プラスチックなど(口当たりが柔らかい)
- 持ち手:短くて太いもの(小さな手でも握りやすい)
- すくう部分:浅いもの(食べ物が乗せやすい)
保育施設で子どもたちが使いやすかった素材はこちら
・ezpz タイニースプーン(シリコーン2本セット)
口に当たる部分がやわらかいシリコーン素材で、
冷たさや硬さが苦手な子でも 受け入れやすいのが特徴です。
2本セットなので 1本は大人が食べさせる用、
もう1本は子どもが自分で持つ用として 同時に使えます。
・にぎにぎシリーズ 木製スプーン
持ち手が太くて握りやすい。
すくう部分が浅いから食べ物が乗せやすい。木の温かみで口当たりも優しい。
対処法③:食事での「はじめの一歩」の作り方


自分でスプーンで食べなくてもOK。
大人が介助している途中でスプーンを 持たせてみたり、
食事が終わったあとにスプーンを 渡してみるだけで十分です。
慣れてきたら、子どもの手にそっと手を添えて、 一緒に食べ物をすくって、一緒に口へ。
「一緒にやる」から始めることで、 成功体験が積み重なります
できた瞬間を見逃さない。
「できたね〜!!」「おいしそうだね〜!」「ちょうだい〜!」
スプーンを使うと、ごはんが楽しくなる。 そういう雰囲気を毎日少しずつ作っていく。
大げさなリアクションが大事です(笑)。
子どもは「やったら喜んでもらえた」 ということを、感覚で覚えていきます。
こぼれてたときは、 「こぼれたね〜」「拭こ〜ね〜」て流すだけでOK。



うまくいかなくても大丈夫、
何回やり直しても大丈夫。
ということも伝えるようしています。
まとめ:スプーン嫌がりは、焦らず・少しずつ・一緒に
- 遊びの中で体を育てる
あたまかたひざぽん・砂場遊び・ 移し替え遊びで
手首・指先・体幹を自然に鍛えられます。 - スプーンを見直す
口当たりが優しい素材、短くて太い柄のものを選ぶ。 - 食事での関わり方
最後の1口だけ手を添えて一緒に。 「できた!」を一緒に喜ぶ。
毎日少しずつ、でいい
完璧にスプーンで食べることを今日から求めなくていいです。
食事の最後の1口だけ、スプーンを渡してみる。
スプーン使うと楽しい、嬉しい。
その気持ちが育ってきたら、子どもは自分からスプーンを手に取るようになっていきます。



焦らなくても。きっと大丈夫。
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